保育現場で距離を縮めるコツ|コミュニケーション術とは?
目次
はじめに

保育園という職場は、子どもたちの笑顔を中心に、園長・主任・正規職員・パート職員・調理スタッフ等、様々な立場の人が協力し合って成り立っています。
そのため、職員同士のコミュニケーションや距離感は、園全体の雰囲気や働きやすさに大きく影響します。
今回は、姫島園の職員に「距離を縮めるための工夫やコツ」についてインタビューしました。
立場ごとの視点を通して、日々の保育やチームづくりのヒントをご紹介します。
園長の視点:一人ひとりとの会話を大切に

日常のちょっとした瞬間でも 職員との会話を大事にする ことを心がけています。
- 何気ないタイミングでも声をかけ、コミュニケーションを深める
- 心地よく働ける環境づくりを大切にする
- 園長自身が保育の楽しさや面白さを伝え、親しみやすさを高める
職員が安心して働けるよう、日々の「小さな対話」を積み重ねているそうです。
くじら保育園 都島東野田園


園長会議・保育内容会議とは?|保育の質向上を目指す取り組み – くじら保育園 都島東野田園
くじら保育園グループでは、毎月1回園長が集まり、保育の質向上を目指して対面会議で活発な意見交換を行っています。
主任の視点:大切なルールを明確に伝える

チームで働く上で必要なルールを わかりやすく、明確に伝えること を大切にしています。
- 「ここだけは守ってほしい」というルールを明確に伝える
- 様々な事柄に対して、職員の意見や感じていることをしっかり聞く
安心して相談できる雰囲気をつくりながら、園全体の保育の質を高めています。
おおぞら保育園 魚住園


主任研修で育つチーム力|マネジメントを学び合う取り組み – おおぞら保育園 魚住園
主任研修では、「マネジメント」をテーマにグループ園の主任が学び合い、チーム力向上を目指しています。
職員の視点:相手の話をしっかり聞く姿勢

まず 相手を知ること を大切にしています。
- 自分の話より、相手の話をよく聞くことを意識
- 相手の反応を見ながら柔軟に対応
- 立場に関係なく、心地よく話せる関係づくりを目指す
相手を理解しようとする姿勢が、園内のコミュニケーションを円滑にしています。
くじら保育園 都島東野田園


保育士の役割分担とは?複数担任制で支える安心・安全な保育 – くじら保育園 都島東野田園
保育士の役割分担は、保育の質向上と安全性確保に欠かせません。複数担任制や主任保育士の役割、現場の声を交えて詳しく解説します。
パート職員の視点:笑顔と共感の積み重ね

誰に対しても笑顔で明るく接することを心がけています。
- 休憩時間にプライベートな話題など、共通点を見つけて会話のきっかけを作るように
- 園児の様子を共有し、共感する場をつくる
- 業務外でも他愛もない会話の中で、興味のある話を広げる
- 仕事の疑問はためこまず、積極的に質問する
丁寧なコミュニケーションが、チームの一体感づくりに役立っています。
くじら保育園 都島東野田園


子どもの共通理解|職員間・保護者との連携 – くじら保育園 都島東野田園
子どもの共通理解について。職員間や保護者との連携を通して、安心できる保育環境づくりに取り組んでいます。
調理スタッフの視点:挨拶と感謝を忘れずに

日々の基本である 挨拶と感謝の気持ち を大切にしています。
- 挨拶を欠かさず、相手の距離感にも配慮
- どんな場面でも謙虚さを忘れず、気持ちの良いやり取りを心がける
- 感謝の姿勢を伝えながら、協力しやすい関係を築く
「食」を通して保育を支える立場から、丁寧なコミュニケーションを続けています。
おわりに:毎日の小さな積み重ねが園をつくる
距離を縮める為の工夫は、特別なことではなく日常の中で起きる小さな積み重ねです。
挨拶、声かけ、共感、感謝――。
こうした小さな積み重ねが、園全体の雰囲気をやわらかくし、働きやすさや保育の質につながっていきます。
姫島園でも、日々のコミュニケーションを丁寧に積み重ねながら、より良い園づくりを進めています。
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