園で大人気の絵本2選!|おにぎり・きゅうりさんあぶないよ
今回は、現在園で子どもたちに大人気の絵本を2冊ご紹介します。どちらも子どもたちが楽しみながら五感を使って学べる内容になっています。
『おにぎり』
作: 平山 英三/絵: 平山 和子/出版社: 福音館書店
この絵本は、シンプルで温かみのある絵本です。炊きたてのご飯を使っておにぎりを作る過程を描いています。

お話の内容
水をつけた手の平に塩をつけ、炊きたてのごはんをのせて「あつ、あつ。ふっ、ふっ」。「ぎゅっ」と握ったら、真ん中に梅干しを埋めて、もう一度「ぎゅっ。ぎゅっ」。手の中で「くるっ、くるっ」と回して海苔を巻けば、おにぎりのできあがり。はい、どうぞ。おにぎりができあがるまでの工程がとてもやさしい絵で丁寧に描かれた絵本です。
絵本の魅力
子どもたちは、この絵本を見て、水に手を付ける真似をしたり「あつ、あつ。」とアツそうにおにぎりを握りる真似を一緒にしたり、梅干を見ては「すっぱ~い」顔をしたり。。。そして最後は、その自分たちの握ったおにぎりをおいしそうに食べて。。。
この絵本から子どもたちは、お話を聞くだけでなく五感を通して、あついやすっぱい、いいにおい、おいしいなど多くの感覚の刺激を受け、身体全体で楽しむことのできる絵本です。
『きゅうりさんあぶないよ』
作:スズキコージ/出版社: 福音館書店
この絵本は、さきほどの『おにぎり』とはまた絵の感じから内容までまったく違うものですが、これも園の子どもたちは大好きな絵本の一つです。

お話の内容
初めは何も持っていないきゅうりさんが、どんどん進んでいきページをめくるごとに、そこにいる人?(動物?)たちから役に立つのかどうなのかわからない装備??のようなものをもらってひたすら進んでいくというストーリー。
この間の言葉もすべて一貫していて「きゅうりさん、そっちにいったらあぶないよ。ねずみがでるから」というセリフの繰り返し。最後は・・・!?大人が読むと「!!!???」となるような内容ですが、子どもたちはとっても好きで、何回も何回も「よんで~」と持ってきてくれます。
絵本の魅力
このお話はめくるたびに変わっていくきゅうりさんを発見する楽しみや、同じフレーズの繰り返しによる言葉への興味、しいては言葉への獲得と繋がっていきます。
文字は読めなくても、この同じフレーズをページをめくりながらとっても上手に読み進めていくことができ、お友達同士読みあいこをしたりする姿が見られるようになります。
絵本の世界は奥が深い!
今回はこの2冊の絵本をご紹介しましたが、本当に絵本の世界って奥が深くて感じ方読み取り方は、一人ひとり違ってて楽しいですねぇ。

