新入職員研修で保育士が大切に学ぶポイント
2026年度くじら保育園・おおぞら保育園 新入職者対象研修を実施

各園から参加者を受け入れ、初任者に役立つ研修を行っています。今回は、新入職者研修の「目的」や「意義」をご紹介します。
研修名 「2026年度 新入職員研修」
研修対象者 「新たに入職した正規保育士」
研修期間 入職年4月~年度内3月まで
(※職員の経験に応じて「初回のみ参加」「全参加」2パターンで必要な期間を調整
研修の目的

新入職研修の目的は、新しく保育園で働く職員が、くじら・おおぞら保育園のグループ理念・保育方針・職員としての役割を理解し、子どもの人権と主体性を尊重した保育を実践するために、必要な基本的知識・技術・態度を身につけること、安全・安心な保育を行うために必要な知識や姿勢を身につけることを目的としています。
また、保育士が社会人としての基礎を学び、保育士としての仕事に必要なスキルや知識を身につけていきます。研修を通じて、保育士は子どもとのコミュニケーションや保護者との関わり方など社会人としてのマナーを学びます。
忙しい毎日だからこそ、新人研修という場を設けて意識的に「保育の質」を振りかえり、様々な「気づき」から、保育士として成長していく機会をもつことが望ましいでしょう。
• 園の理念・保育方針を理解する
園が何を大切にして、どのような目標に向かって保育を行うのか、子どもへの関わり方や保育の考え方を共有。
• 保育士としての基本的な知識・姿勢を身につける
子どもの発達、生活習慣への援助、言葉かけなど、基本的な保育の実践を学び、報告・連絡・相談の重要性を理解し、チームで保育する意識を持つ。
• 手遊び、設定遊びなどの保育実践
園でよく楽しんでいる手遊び、日常の遊びなど、遊びの引き出しを増やし、保育者自ら探求を楽しむ姿勢を養う。
• 子どもの人権・権利を尊重する意識・安全面や衛生面での配慮
一人ひとりの個性や発達を大切にし、適切な保育を行う姿勢を身につける。
危機管理、怪我対応など安全を守ること、日々の衛生管理の大切さなど、命を守る為の取り組み意識をもつ。
• 日常書類の知識
避難訓練や行事など、日常書類の書き方ポイントなど
・ 社会人としてのマナーを学ぶ
保育士として、最も大切なことのひとつは「人とのかかわり」。清潔感や身だしなみ、対面や電話応対も大切。
子どもたちとかかわる仕事。実際には大人との関わりが多く、社会人としてのマナーを必要とする場面が多い仕事。
• 保護者対応の基本を学ぶ
保護者との信頼関係を築くための、適切な言葉遣いや対応方法・スキルを身につける。

研修目標
【知識】

• 園の理念・保育方針・保育目標を理解し、自分の言葉で説明できる。
• 保育士としての役割・倫理、プライバシーの保護、子どもの人権について理解する。
• 事故防止、感染症対策、災害・緊急時対応等の基本を理解する。
• 子ども一人ひとりの個性・特性を理解し、保護者対応や職員間の連携に必要な基本的な考え方を理解する。
【技術】

• 子どもの年齢・発達に応じた基本的な生活援助ができる。
• 子どもの安全に配慮しながら、遊びや生活を援助できる。
• 手洗い、消毒、衛生管理等を適切に実践できる。
• 日々の記録や必要な報告を適切に行うことができる。
• 子どもの体調変化や事故等に気づき、速やかに報告・相談できる。
【態度】

• 子どもの気持ちや思いを受け止め、一人ひとりを尊重して関わることができる。
• 子どもに対して温かく、安全で安心できる関わりを意識できる。
• 分からないことを自己判断せず、適切に質問・相談できる。
• 職員間で協力し、チームの一員として行動できる。
• 主体的に学び、振り返りを通して自分の課題を改善しようとする姿勢を身につける。
• 礼儀や作法どのような立場の相手にも対応できるように、目上の人との言葉遣いなどを学ぶ。

2026年度 研修内容
| 時期 | 研修項目 | 研修項目 | 研修方法 |
| 4月 | オリエンテーション (共通のルールを知る) | ①くじらの理念・方針・ルール(子どもの人権・安全衛生面・事故防止・感染症対策含む) ②保育書類のポイント(保育記録) ③手遊び紹介 ④SNS、ブログの意義 ⑤就業規則より、身だしなみなど社会人としてのマナー ※「なりたい保育士」により課題と目標抽出・記入提出 | 講義・説明 |
| 7月 | 保育について考える (保育実践・事例検討) | ①保育士の役割(子供の成長発達・保護者支援・地域支援含む) ②保育実践(グループ検討実践) ③手遊び紹介 ④子どもの見方、関わり(事例検討:リフレーミング) ※「なりたい保育士」により課題と目標抽出・全員の意見をまとめ気づきを深める・記入提出 | 講義・実践・ワーク |
| 10月 | 各グループ園での保育参加(他園の保育に参加して視野を広げる) | 保育室の環境構成、玩具・教材の配置、安全面、職員配置、保育の流れ、設定内容、給食介助、誤嚥防止、アレルギー児への対応、着替え、排泄、午睡、清潔保持等の援助、散歩・戸外活動時の安全、発達段階、子どもの主体性を尊重した関わり、人権尊重 | 講義・事例検討 |
| 11月 | 子どもの理解を深める 保育参加のケースワーク | ①他園で勤務してみての感想、気付きを育み、学んだこと等を共有、考察 ②どんな点を今後の保育に生かせるか等を事例を踏まえて意見交換、グループ検討 ③手遊び紹介 ※「なりたい保育士」により課題と目標抽出・全員の意見をまとめ気づきを深める・記入提出 | 講義・グループワーク |
| 1月 | 今年度の振り返り くじらグループが求める保育の理想像 | ①入社してからの振り返り、習得状況、不安・課題の確認、今後の課題確認、今後の目標設定 ②くじらグループが求める保育の理想像確認(キャリアアップの道筋) ③手遊び紹介 ※「なりたい保育士」により課題抽出・全員の意見をまとめ気づきを深める・来年度の目標設定をする(来園度へ学びを生かす) | 講義・OJT |
研修後のフォローアップは各園で

定期的に各園で面談をし、特に、以下のような場合には早めに園長・主任等が状況を確認し、必要な指導や支援を行う。
• 子どもとの関わりに不安がある
• 業務量に負担を感じている
• 職員間のコミュニケーションに困っている
• 保護者対応に不安がある
• 安全管理・事故対応に不安がある
研修の到達目標

研修終了時には、新入職員が園の理念・保育方針を理解し、子どもの人権と主体性を尊重した保育を基本として、安全・健康に配慮しながら日常の保育業務を実践できることを目指す。
また、分からないことや困難な場面では一人で判断せず、適切に報告・連絡・相談を行い、他の職員と協力しながらチームの一員として責任を持って保育に取り組めることを到達点とする。

