保育園の「慣らし保育」完全ガイド|大切なポイントと進め方

目次

はじめに

初めての保育園生活に向けて、多くの保護者の方が不安を抱えている「慣らし保育」。今回はその意味や目的、期間、注意点などを詳しくご紹介します。

慣らし保育ってなあに?

慣らし保育とは

入園から環境に慣れていく為の一連のプロセスを指します。子どもも保護者も環境の変化に慣れるまで時間がかかります。 慣らし保育中は少しずつ園生活に慣れることができるよう、保育園で過ごす時間を1日目は2時間~徐々に長くしていきます。

なぜ必要なの?

子どもたちが新しい場所や人々に不安を感じるのは自然なことであり、慣らし保育はその不安を和らげ、安心して通えるようにするための重要なステップです。
このプロセスは、子どもにとってはストレスを軽減し、保護者にとっては、子どもが自立する為の第一歩をサポートし、保育園生活を知っていくという役割を果たします。

慣らし保育の目的

  • 保護者と離れ離れになることに慣れる
  • 集団生活に慣れる
  • 徐々に生活リズムを身につける
  • 徐々に保育士と愛着関係を築いていく

子どもにとって無理なく新しい生活を始めるための大切な準備期間です。

慣らし保育の期間と進め方

どれくらいの期間が必要?

慣らし保育は通常、数日間から数週間かけて段階的に行われます。最初の数日は短時間の登園から始まり、徐々に滞在時間を延ばしていく方法が一般的です。
これにより、園児は新しい環境に少しずつ慣れていくことが出来て、保育士と愛着関係の基礎を築き、他の子どもたちとの関わりも自然に深まっていきます。
また、体調を崩しやすい時期ですので、すぐにお迎えに行ける体制を整える必要があります。

期間を短くすることはできる?

仕事の都合で、慣らし保育の期間を短くしたい、長時間預かってほしいと思う方もいらっしゃると思いますが、子どもの心と体のために無理せず進めることが大切です。慣らし保育は子どもにとって大きなストレスを与えないよう新しい環境に慣れていく事であり、子どもの命を守る取り組みでもあります。預かり初期はSIDS(乳幼児突然死症候群)の発生率が高いことが、過去の事故の調査より分かっているからです。

生まれてはじめて母親から離れるという心理的ストレスに加え、集団生活による感染源への接触や疲労などの身体ストレスがかかり、そのストレスがSIDS発生に大きく関わっているという報告もあります。SIDSを予防する意味でも、慣らし保育はとても重要なのです。

準備しておくこと

子どもそれぞれのペースを大切に

同じ月齢であっても、すぐ保育園に慣れる子どもがいたり、なかなか慣れない子どももいますが、個々のペースがありますので、決して焦ることはありません。保護者の皆様も不安でいっぱいだと思います。これから一緒に子育てをしていく保育園に何でもご相談ください。保護者も子どもと一緒に少しずつ新しい環境に慣れていきましょう。

保育士としっかり情報共有を

そして、日々子どもの事を保育士に伝えることも大切です。子どもの性格や日頃の様子、癖や睡眠、食事等について日々共有することで、保育士も子どもに適切に関わる事が出来て、子どもも安心して過ごせるようになります。

生活リズムの見直し

保育園生活に向けて、生活リズムも整えていきましょう。家庭でも少しずつ園生活に合わせた生活リズムを作っていくと、子どももスムーズに慣れていきます。

まとめ

慣れないうちは、保育園に行くのを嫌がったり、泣いてばかりいる事もあると思います。
そんな時は「保育園は楽しいよ」「お友達に会えるね」など、笑顔で明るく声かけしてあげましょう。子どもは赤ちゃんの頃から親の表情や声色をよく観察しているので、きっと前向きな気持ちに向かっていきますよ。そしてお迎えに来たら「よく頑張ったね」と褒めてあげてほしいと思います。また、お家でもしっかりとスキンシップをとって安心させてあげましょう。

子どもが少しでも早く安心して過ごせるよう、保育園も適切な環境やサポートを提供します。
保育士がキーパーソンとなって信頼関係の構築を目指し、子どもが興味を持てる遊びを通じて、楽しみながら新しい環境に適応することが出来るようにチームで工夫をしていきますので、ご安心くださいね。
保育園と保護者の両輪で子どもを支え、一緒にこの時期を乗り越えていき、子育てを楽しみましょうね(^^)/

参考にお写真、こんな様子です♡

①仲良くねんね

②給食が出来る様子を小窓からのぞく子ども達

③「だーるまさんがこーろんだ」僕達ピタッと止まれます!

④よ~いドン!

⑤「3月」今年度最後のお誕生日会

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