保育園グループ研修|保育の質を高めるために
目次
2024年度から始めたグループ研修の取り組み

多様化する保育ニーズに応えるために
多様化する保育のニーズを把握し、柔軟に対応できる環境を整えることはとても大切なことです。グループ間、保育士間で保育に対する認識を共有するために、くじら保育園・おおぞら保育園では2024年度からグループ研修を開始しました。
1.保育実践研修|遊びの引き出しを増やし、豊かな保育を

0~5歳児の発達について振り返り学びながら、次のような表現遊びや造形活動の実践的なスキルを深めました。
- 体全体を使う運動遊び
- 手遊びやリトミック等の表現遊び
- 造形遊び
知識の向上を行い遊びの引き出しを増やし、より良い遊びの提供に向けて考える時間を持つことができました。
2.不適切保育研修|「保育の質」から見直す大切な視点
近年、不適切な保育に関する報道が続いたことで、保育に関する様々な議論や見直しを求める運動が高まっています。多くの保育士は子どもに寄り添った保育を行っている中で、『どこからが不適切な保育なのか』『どのような保育を行えばいいのか』等不安を抱きながら保育を行う現実がありました。
- 保育の質の向上によって未然に防げること
- 起こってしまう背景から考える、グループ全体での取り組み
グループ全体で共通認識を持ち、防止のための取り組みを強化しています。
3.保護者支援・保護者対応研修|信頼関係を築くための第一歩
保護者の方々と信頼関係を築くには、丁寧なコミュニケーションと寄り添いの姿勢が大切です。研修では以下の内容を学びました。

- 保護者対応に必要な知識・技術の習得
- 保護者の気持ちに共感し、課題に真摯に向き合う姿勢
- 子育て支援に関する知識や技術
この研修をもとに、2025年度から各園で保護者支援を目的とした新たな取り組みを導入しています。
実施している保護者支援の例
- 子育て相談の実施
- 土曜日を活用した「クラスの日」や「リフレッシュ日」
各園様々な取り組み方法ですが保護者様の時間と心のゆとりを感じてもらいながら、今まで以上にお子様に愛情を注いでもらえたらと思います。
グループの保育方針と今後の取り組み
私たちは次のような保育方針のもと、全園で共通の価値観を持ち、保育の質を高めています。
くじら保育園・おおぞら保育園の保育方針
- 家庭的な雰囲気を大切にし、一人ひとりが伸び伸び笑顔で過ごせる保育環境を作る
- 『安心・安全』を第一に考え、真心を込めた保育を実施する
- 月齢・年齢だけでなく、一人ひとりの発達状況に応じた保育を実施する
グループの保育士全員が同じ方向を見つめ、意見を交換できる環境を整備し、保育の質を高めていけるような取り組みを2025年度も実施していきます。
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