小規模ならではの異年齢交流|戸外遊びで育む社会性
目次
異年齢で戸外活動へ
みんなで戸外へ行きました。
雨上がりには、散歩道の木々についた水滴や側溝を流れる水音に耳を澄ませる子どもたち。

さくら組(2歳児)の子どもたちはすみれ組(1歳児)の頃から経験しているので、すぐに気がつき「いつもと(音が)違う!」「見て!(聞いて)」と指さしたり、植え込みの葉っぱの水滴をじっと観察したり触ってみたりしています。
あわせて読みたい


異年齢保育で育つ、小規模園の魅力
0〜2歳児が共に育つくじら保育園の保育環境 0~2歳児を対象とするくじら保育園では、日々の生活の中で全クラスの子どもたちが一緒に過ごす時間が多くを占めます。成長発…
「手をつなぐ遊び」で育つ協調性
さくら組の子どもたちは“お友だちと手を繋ぎ一列になって歩く”という、遊びを4月から楽しんでいます。

横に並んで歩くのも縦に繋がって歩くのも、子どもたちには難しく、繋がる手に込める力や歩くスピードも左右、前後のお友だちと息を合わせて歩かないといけません。これは自然にお友だちを意識して歩く練習になっています。その様子を見て「私も!」「僕も!」とすみれ組の子どもたちも参加しています。
同じ遊びを通して育つ自信とやさしさ
どんな遊びの時も、子どもたちも保育者も「小さいから無理よ」なんて言うことはなく、「いいよ!」「どうぞ」と受け入れているので、同じ遊びを一緒にできることがすみれ組の子どもたちには自信に繋がっています。

さくら組の子どもたちはすみれ組の子どもたちを気にかけて、おもちゃを渡したり、手を繋いで歩くときにはゆっくり歩いたり、つないだ手がほどけないようにしっかり繋ぎ、お姉さん、お兄さんぶりを発揮しています。

そんなやり取りは、大きな子どもたちにも自信や自己肯定感に繋がっています。
年齢を超えた育ちを見守る保育
年齢発達に合わせた活動はもちろんですが、小規模園ならではのかかわりで年齢や月齢だけではない成長や発達の姿を見守っていきたいと思います。

くじら保育園 天王寺園


異年齢交流実践例~お散歩編~|戸外活動でのお世話や気配り – くじら保育園 天王寺園
異年齢保育の中で、年下の子を思いやる心や、年上の子を見て学ぶ姿勢が自然に育まれます。今回は、お散歩の様子を紹介します。