異年齢交流実践例~たて割りクッキング編~
子ども達が楽しみにしていたカレークッキング!!
買い出し担当は5歳児さん

前回ご紹介したように、3グループに分かれて決めた食材をスーパーに買い物に出かけました。
「にんじん4本、ジャガイモ3個・・・」「隠し味のりんごもいるよ!!」さすが5歳児さん、単位も間違えず言えてます!!

レジでの支払いや袋詰めも協力して自分達でしていましたよ。

クッキングスタート!みんなで分担
調理は年齢ごとに役割を分けて行います。
しめじを裂いたり、隠し味のりんごをすったりするのは3歳児さん。

ピーラー担当は4歳児さん。

そして包丁は5歳児さんです。

「ねこの手・・・」と言いながら、先生が後ろに立ってしっかりと見守る中、玉ねぎや人参を切っています。周りではその姿を見ている3歳児さんや4歳児さん。来年は自分たちがピーラーや包丁を握る番と、真剣な眼差しで見る姿がありました。
カレーの香りが広がる

切った材料をお鍋に入れてぐつぐつ煮込むと、保育園の中は1階までカレーのおいしそうな匂いが広がっていました。

完成!みんなで味わう
完成したカレーは2歳児クラスにも届けられます。
5歳児さんが代表して運んでいくと興味深々わくわくした様子で集まって来た2歳児さん。

「いいにおい!」「何が入ってるの?」の問いかけにに嬉しそうに答える5歳児の姿がありました。
カレーの味は?
具材決めから買い物、調理や片づけとみんなで力を合わせて作ったカレーの味は格別です!!

おいしい笑顔が沢山見られましたよ。
たて割りクッキングの学びと効果
たて割りクッキングにはたくさんの学びと育ちがあります。
普段と違った目線で食に向き合うことで食べ物への関心を深め、食への興味・関心を高めます。


また、異年齢の子ども達が協力して一つの料理を作ることで協調性や社会性が育まれます。
5歳児は3歳児や4歳児の手本となり、5歳児の姿を目の前で見ることで3歳児や4歳児の成長を促します。
これからも当園は家庭的な保育の特徴を活かした「たて割り保育」のあり方を考え実践を続けていきたいと考えています。

▼小規模園の異年齢交流
