【淀川園の保育】子どもの主体性を育む保育の実践~小規模保育園での異年齢児交流と自己肯定感を大切にした環境づくり
主体性を大切にする保育
くじら保育園淀川園は一人ひとりに寄り添い、子どもの主体性を大切にする保育を行っています。
子どもの主体性が発揮されるのは幼児期や小学生になってからかもしれませんが、子どもはある日突然主体性を身につけることはできません。子どもたちが『やってみたい』と思った時にやってみることができる環境があることが主体性を作るとスタートと考えています。
日常生活の中で育まれる主体性
主体性の土台作りは、毎日の生活の中にあります。
乳児期の子どもたちは『ジブンデ!』と何でも自分でやってみたくなる時期があるので、子どもが『ジブンデ』と思った時に自分で取り組めるような環境づくりを心掛けています。
戸外へ出かける際の支度では、帽子や靴下を個人のマークの付いたケースに入れて、自分で取ることができるようにしています。自分のマークもあっという間に覚えてしまう子どもたちです。
「できた!」の喜びを共に感じる場面づくり
お昼寝の布団のタオルケットをこのようにたたんでおいているのは、子どもたちが一人で持ってかけられるようにしているからです。
初めは保育者がやって見せたり、手伝ったりしながらですが、しばらくすると「見ててね、できるよ」と得意げな子どもたちです。
自由遊びと環境づくり
自由遊びでは、好きなおもちゃや遊びを選んで自分で手に取って遊べるような環境づくりを心がけています。
子どもたちの興味、発達に合わせておもちゃは増えたり、入れ替わったりしますが、どの段階の子どもでもその年齢なりの遊びがあるので、月齢によるおもちゃの使い分けはしていません。
遊び方が分からない時は保育者が遊んでいる姿を見せながら、『楽しそう』『やってみたい』と思えるようなかかわりを大切にしています。
小規模保育園だからこそできる、異年齢のかかわり
他のコーナーのおもちゃと混ぜて使っても大丈夫。子どもの発想や発見、興味から遊びを広げていけるような援助を心がけ、子どもった位が自由に遊びこめる環境を提供できるようにしています。
小規模保育園ならではの異年齢児のかかわりや、一人ひとりとゆったりとかかわりながら、子どもたちの思いを受け止め寄り添いながら自己肯定感を育み、乳児期の主体性を育んでいきたいと思います。