お気に入り絵本4選!|発達や成長を支える毎日の絵本時間
毎日の生活に溶け込む「絵本」の時間
保育園では毎日なんども『絵本』と触れ合う機会があります。保育士がこどもたちの興味に合わせて選んだ絵本を読み聞かせることもあればこどもたちの方から「これ読んで~」とお気に入りの絵本を持ってくることもあります。
乳児クラス(0歳児)のお気に入り絵本
乳児さんは絵本に親しみながら、簡単なことばを繰り返したり、真似をすることで「言葉」に対する感覚が育ちます。0歳児さんの今のお気に入りは『もこもこ』と『だるまさんが』です!この時期のこどもたちが興味を持つ、リズミカルな言葉の繰り返しやオノマトペ(擬音語・擬態語)がたくさん出てきます。
『もこ もこもこ』
作: 谷川 俊太郎/絵: 元永 定正/出版社: 文研出版

「ぱくっ」「ぱちん」「しーん」という楽しそうな言葉の響きにこどもたちは「なんだろう・・・」と引き込まれるように絵本を見ています。
『だるまさんが』
作: かがくい ひろし/出版社: ブロンズ新社

だるまさんの動きを真似して、みんなニコニコ笑顔!ページをめくるたびに、かわいらしい動きが出てきて、自然と体を動かしながら楽しんでいます。
1・2歳児クラスのお気に入り絵本
『ぞうくんのおおゆきさんぽ』
作・絵: なかの ひろたか/出版社: 福音館書店
1、2歳児さんは『ぞうくんのおおゆきさんぽ』が大好きです。ぞうくんが友だちのカバさんやカメさんを引き連れてお散歩するお話です。この絵本の中には子どもたちが好きで身近に感じている動物が出ており、2月の今の時期にぴったりな雪が背景になっているお話でこどもたちは興味を持って聞いてくれます。

一番盛りあがるシーンは、動物たちに積もった雪が崩れていくところです。『わぁ-!!!』とこどもたちも一緒に声を出して面白がっていますよ(*^^*)おともだちと気持ちが通じ合って余計に楽しくなっているようです。ちいさなこどもたちにも分かりやすい内容なのでオススメです!
幼児クラスにおすすめの絵本
『おおきくなるっていうことは』
作: 中川 ひろたか/絵: 村上 康成/出版社: 童心社

幼児さんからは『おおきくなるっていうことは』という絵本をオススメします。この時期の子どもたちは、「次は〇〇ぐみになる」と少しずつ意識し始めます。楽しみにしている子どももいれば環境が変わることを不安に思う子どももいます。この絵本では子どもたちに分かりやすく大きくなることがどういうことなのかが描かれています。

どんなことができるようになるのかワクワクしながら次のページをめくります。最後には心の成長に気づけるような一文があります。子どもたちと一緒に「大きくなること」を考えられる一冊となっています。

