保育園の情報共有と問題解決|実践例のご紹介
保育園における「情報共有」と「問題解決」の大切さ

保育園の「情報共有」と「問題解決」は、子どもたちが常に安心して園生活を送るためにとても重要です。
「保育園は情報共有が大事!」と言われますが、情報共有とは何か、どのようなことをしているのか、分かりにくい部分もあるかと思います。
今回は、くじら保育園で「情報共有と問題解決」をどのような視点で職員間に共有し、実践しているのかをお伝えしたいと思います。
情報共有がもたらす役割と重要性

情報共有は、以下の点においてとても大切です。
- 職員間・保護者間の連携強化
- ヒヤリハットや事例の蓄積と分析
- 定期的なミーティングの実施
これらを通して、
- 保育の質の向上
- 業務負担の軽減
- トラブルの早期発見と防止
- 保護者の安心感の向上
につながります。

マニュアルだけでは防げない事故を防ぐために

最近、保育園に関する報道を目にする機会も多くなっています。
保育園で起こる事故や事件を防ぐためにマニュアルの作成も行っていますが、作成したマニュアルが職員間で徹底できなければ意味がありません。
そのため、感染症やケガの処置、アレルギー対応などについて、常に情報共有を行いながら保育に取り組んでいます。
伝わりやすい情報共有の工夫

情報の伝達手段として主に使われるのは「言葉」ですが、言葉は記憶に残りにくく、不確かな情報が伝わりやすいという課題があります。
そこで当園では、記憶に残りやすく、誤解が生じにくい視覚的な情報を大切にし、
- 口頭での共有
- 朝礼ノート
- 引継ぎ連絡表
を組み合わせて情報伝達を行っています。
毎日の情報共有の内容

子どものアレルギー・病気について
子どものアレルギーや持病など、命に関わる情報は、保育園に勤務する職員全員が把握できるよう、朝礼や朝礼ノートで共有しています。
保育の内容・進行状況
保育の流れや目的を保育士間で共通認識できるよう、
週1回の昼礼を設け、ミーティングを行い、全職員で共有しています。
ケガや病気、ヒヤリハット事例
保育中に起きたケガやトラブルは、ヒヤリハットを作成し、
- 口頭での共有
- 共有ノートへの記載
を行い、保護者への伝え忘れがないようにしています。
また、月1回の職員会議でもヒヤリハットの内容を共有し、再発防止に努めています。
送り迎えをする保護者の確認
送り迎えをする保護者を把握していないと、本来予定されていない方に子どもを引き渡してしまう可能性があります。
そのようなトラブルを防ぐため、変更がある場合も含め、
- 口頭での申し送り
- 申し送り表への記載
を行い、保育士間で必ず共有しています。

情報共有における課題と解決策

課題
- 職員間の情報伝達不足によるミス
(例:食事制限のある子どもへの対応ミス) - 保護者との認識のズレ
解決策
- 共有ノートの活用
日々の気づきや連絡事項を職員全員が確認し、捺印を行う。 - ヒヤリハット・事例の共有
ヒヤリハット、行事反省、監査記録などを蓄積し、コメントを通して改善策を話し合うことで、経験の継承につなげています。
問題解決のための具体的な取り組み

定期的な話し合い
月1回の職員会議、週1回の昼礼を通して、園児の様子や課題について意図的に時間を設け、共通認識を持つようにしています。
オープンな環境づくり
職員が自由に意見や疑問を言える、風通しの良い雰囲気づくりを大切にしています。
また、感謝の言葉を伝え合うことも心がけています。
保護者との連携強化
- 連絡帳
- 個別面談
- 親子参観・給食参観などの行事
を通して密に情報交換を行い、家庭と園が連携して、子どもが安心して園生活を送れるようにしています。
情報共有によるメリット

トラブルを回避するために
- 子どもの安全に関わる情報が確実に伝達され、事故やトラブルを未然に防ぎます。
チームワークを高めるために
- 職員の経験や学びが共有され、保育の質が向上します。
- 業務効率が上がり、保育に集中できる時間が増えます。
保護者の信頼を得るために
- 園の状況が分かりやすく伝わり、保護者の安心感と信頼につながります。

まとめ
情報共有は単なる伝達ではなく、職員同士の「見えない支え合い」を可能にし、変化に強いチームづくりの基盤となります。
今後も情報共有を大切にし、日々の保育が円滑に行えるよう努めてまいります。

