保育園の環境づくり|絵本で育てる「伝える力」

「これ一緒に見よう」「これ、読んで」と保育者の膝にそっと座る子どもたち。自由遊びの時間にはいつでも好きな絵本が読めるような環境を作っています。

常に絵本棚にあり、繰り返し読んでいる「だるまさんが(作:かがくい ひろし  出版社:ブロンズ新社)」や今、興味のある「飼育員さんもっとおしえて!カバのひみつ(作: 池田 菜津美 写真: 松橋 利光 出版社: 新日本出版社)」。保育者の膝に座り読んでもらったり、ひとりで見たり思い思いに楽しんでいます。

目次

2歳児クラス(さくら組)の読み聞かせ

さくら組(2歳児)での読み聞かせではクラスで栽培していたきのこの絵本「いろいろきのこ(作: 山岡 ひかる 出版社: くもん出版)」を読んでいました。

絵本の中でたくさんのきのこを知って、自分たちが育てているしいたけをさらに身近に感じたようです。先生の真似をして小さなお友だちに読んであげる姿も見られます。

絵本を通して心を通わせる

保育者の膝に座り絵本を読んでもらう時間はとても大切な時間。その時間は大好きな先生との二人の時間です。

保育者にとってもその子とだけ関わっている時間。「もう一回」「もう一回」と繰り返し読んでもらうことで、わたし(ぼく)と大好きな先生とお気に入りの絵本(世界)を存分に楽しんでいる子どもたちです。

想像の世界を旅しながら育つ力

絵本を見ている間子どもたちは想像の世界を旅しています。また、絵本の中にある「うれしい」「かなしい」「たのしい」など様々な感情に触れ、共感することで豊かな感性が育まれ、想像力や感性が豊かになると、興味に繋がりそれは「ぼくも!」「わたしも!」という意欲や好奇心へと繋がります。

絵本を読んでもらうことでたくさんの言葉にであい、自然に覚えた言葉を使って会話をするようになり、それはいずれ伝える力になります。また、絵本の世界に入り込みお話を聞くことは集中する力へと繋がっていきます。

絵本を通して伝えたいこと

乳児期は大好きな大人とのコミュニケーションツールとして触れ合いやぬくもりを感じながら想像の世界で遊ぶことの素晴らしさを伝えたいと思っています。絵本の時間は、子どもたちにとって心が満たされる特別なひととき。これからも絵本の世界 を一緒に楽しんでいきたいです。

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