自由に遊びを選べる環境づくり~心を育てる保育~
遊びを大切にする環境づくり
子どもたちの思いに寄り添い、さりげなく手を差し伸べられるかかわりを大切にし、子どもたちの主体性を育む保育をしています。遊びは子どもたちの成長発達にかかわる大切なものとして、子どもたちが自由に遊びを選べる環境づくりを行っています。
オープンシェルフでの工夫
オープンシェルフのおもちゃ棚に、子どもたちの興味、発達に合わせたおもちゃを並べています。ままごと、お世話遊び、積み木、ブロック、パズルや粘土、お絵描きなど遊びの内容に合わせたコーナーを作っています。
自由に遊びを選べる環境を作ることで、子どもたちは「やりたい!」「やってみたい」という気持ちを存分に発揮しています。
遊びの中で広がる子どもの世界
おもちゃを通じての発展
子どもたちの成長や興味、発達に合わせたおもちゃの提供をしています。やりたいことをやりたいときに提供することで子どもたちの遊びは一気に広がります。また、手作りおもちゃは子どもの自由な発想で遊びをどんどん展開していくことのできるおもちゃです。成長に合わせて遊び方は何通りにもなるのがいいところです。子どもたちは色々なおもちゃを組み合わせながら自分だけの表現を楽しんでいます。
友だちとのかかわり
「これしよう」「あっちでやろう」と声をかけあったり、お友だちの遊びが楽しそうで真似してみたり、気がつけば隣で遊んでいることもあります。お友だちを意識して過ごすうちに「できないよ」と困っているお友だちには「やってあげるね」と手伝ったり、「これやって」とお願いする姿が見られます。
また、小さいお友だちが泣いていると「お母さんが良いよって言ってるんじゃない?」「お腹すいたって言ってるみたい」「○○先生に抱っこしてって泣いてるよ」などと、自分なりに考えてお友だちが泣いていることを教えてくれます。同じ年齢の子どもだけでなく、異年齢で過ごすからこその優しい心が育っているなとうれしくなります。
保育者のかかわり
保育者は子どもたちが必要としたときにいつでも手を差し伸べられる態勢で、遊びを見守っています。
見守る保育の大切さ
大人が「こうしたら?」「こっちがいいよ」と言ってしまうのは簡単ですが、子ども自身が考えたり、子ども同士で教え合う場面を大切にしています。これにより、以下の力を育むことができます。
- 達成感や自己肯定感
- コミュニケーション能力
- 問題解決力
丁寧で長期的な保育
乳児の保育は5年後10年後の子どもたちの生きる力の為の保育です。だからこそ丁寧に、じっくりと日々の遊びの中で経験を積み重ね「自分っていいやん」「私ってイケてる」といった心を育てたいと思っています。これからも子どもたちが笑顔で保護者の皆様には安心して預けていただける環境、保育をお届けしていきたいと思っています。